健康な作物の収穫のサポートいたします
ごあいさつ
ようこそ、弊社のウェブサイトへお越しいただきありがとうございます 。有限会社石川種苗店は、農家の方々、園芸のプロから初心者の方々まで、お客様の農作物を健康に保つために、さまざまな情報やサービスを提供しています。お困りのことやご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。私たちがお手伝いできることがあれば、喜んでサポートさせていただきます。
病害虫対策について
農薬の正しい使い方は非常に重要です。まず、農薬のラベルや指示に従って正確に使用することが大切です。適切な量を使用し、使用方法や使用時期を遵守することで、農薬の効果を最大化し、環境や作物への悪影響を最小限に抑えることができます。
〈 農薬の種類 〉
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殺虫剤/害虫に対する使用
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殺菌剤/病気に対する使用
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殺虫剤・殺菌剤/両方の組み合わせ
〈 作用性 〉
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接触 剤/薬剤が害虫の体に接触し、害虫を駆除
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浸透移行性剤/殺虫成分が植物体内に吸収され、植物自体が殺虫効果につながる
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誘引殺虫剤/害虫が好む匂いなどで誘い出して駆除
〈 対象作物 〉
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農薬取締法では、各薬剤がどの作物に使用できるかを定められています。ラベルに記載されている「作物名」を確認し、散布したい植物が記載されていることを確認してください。
〈 散布面積 〉
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乳剤、水和剤、水溶剤/水で薄めて噴霧器で散布
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スプレー剤/手軽にスポット散布
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粒剤、ペレット剤/土 にパラパラとまく
〈 天然成分・化学合成成分 〉
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従来の化学合成薬剤に加えて、天然物由来や身のまわりに存在する成分を使用した薬剤があります。これらは有機栽培にも使用できます。化学合成薬剤は即効性や持続性に優れており、効果を狙って使用することができます。一方、天然成分の薬剤は持続性に欠け、丁寧に複数回使用しなければ効果が得られない場合もあります。
代表的な病気と害虫
〈 うどんこ病 〉
湿度が高く風通しの悪い梅雨前後に野菜はカビが発生しやすく、特にキュウリはよくかかります。カビは葉の表面に白い粉を吹いたように発生します。ただし、食品成分の薬剤を使えば対処できます。
〈 ウイルス病 〉
昆虫などの媒介によって感染するウイルスが原因で起こる病気。葉が縮れたり、モザイク状になったり、黄色くなったりと、明らかに異常な症状が現れます。有効な薬剤がなくウイルス病が発生すると、農家など家庭菜園に携わる多くの人を煩わせることになるため、即座に切って処分する必要があります。
〈 アブラムシ 〉
葉や茎の汁を吸い取り、植物の成長を妨げます。
〈 ハダニ 〉
葉裏に付着し、吸汁することで葉が黄変し、成長が阻害されます。
〈 ウンカ 〉
果実や野菜を食べることで被害を与えます。
病害虫予防の方法
1. 適切な栽培管理
健康な植物は病害虫に対して抵抗力が高くなります。適切な栽培管理を行い、植物の成長を促すことが重要です。適切な水やり、肥料の与え方、適切な間引きや剪定などを行いましょう。
4. 適切な植物配置
植物同士の距離を適切に保つことで、風通しを良くし病気の発生リスクを低減させることができます。
2. 多様な作物の栽培
一種類の作物を集中的に栽培すると、病害虫の発生リスクが高まります。異なる種類の作物を混植することで、病害虫の被害を分散させることができます。
5. 病害虫の早期発見
定期的な観察やモニタリングを行い、異常な兆候や病害虫の存在を早期に発見しましょう。
3. 土壌の改良
健康な土壌は植物の免疫力を高めることができます。有機物を添加し、土壌の保 水力や通気性を改善しましょう。
6. 農薬の適切な使用
農薬を使用する場合は、ラベルの指示に従い正しい使用方法や使用量を守ることが重要です。農薬の過剰使用は環境や生物多様性に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な使用を心掛けましょう。
マイクロスコープ活用による病害虫の診断と対策等アドバイス
病害虫防除は薬剤だけに頼らない「総合防除(IPM)」。
病害虫対策の考え方
病害虫も生態系の一端を担っている存在です。病原菌を餌とする善玉菌も、害虫を捕食する天敵昆虫も、病害虫がいてこそ繁殖して増えることができます。
病虫害は、病原菌や害虫の数が増えすぎた時に発生します。生態系のバランスが悪い環境や間違った野菜の育て方をしていると数を増やしてしまいます。
化学農薬を使えば楽に病害虫を減らせますが、善玉菌も天敵昆虫も死滅させてしまいます。農薬を使わない方が、生態系が安定して病害虫の増加を抑えられます。
病害虫防除は、現在は薬剤だけに頼らない「総合的有害生物管理(IPM、Integrated Pest Managment)」が基本となっています。
栽培環境を整えながら植物を上手に育て、資材も有効活用し、病気や害虫を早く見つけて駆除するなど、いろいろな方法を組み合わせて発生を軽減した上で、必要に応じて薬剤も使用して、より効果的な対策を行おうとする考え方です。
病害虫の観察において、従来の顕微鏡では照明条件等により観察が難しいと言った課題がありました。マイクロスコープであれば、病害虫の立体的な形状を高精細な画像で観察・同定することが可能となり、害虫の種の確定診診断・病害虫の状態(症状)を確認することにより詳細な診断とその適切な対応策等おこなうことができます。
キーエンス社マイクロスコープ
弊社ではキーエンスのマイクロスコープを活用し、より正確な病害虫情報の診断による、防除等有益情報のアドバイスを行っています。
是非ご相談ください。
参考:
マイクロスコープ(デジタル顕微鏡)には接眼 レンズが無く、代わりにカメラを搭載してモニタに拡大像を写し出します。
肉眼で観察する顕微鏡とは異なり、モニタ上で観察できるので、「複数の人が同時に観察でき、情報共有がはかりやすい」という点がマイクロスコープの利点の一つでもあります。
種苗販売
当社は、優れた品質と高い収穫量を実現するための種苗を提供しています。お客様のニーズに合わせて、さまざまな作物の種苗を取り扱っております。以下に、当社の主な種苗販売の内容をご紹介いたします。
エダマメ
スイートコーン
台木用
ナス
トマト
トウガラシ
ピーマン
メロン・マクワ
スイカ
ゴボウ
ズッキーニ
カボチャ
アスパラガス
ウリ類
キュウリ
特用作物
からし菜
高菜
シソ
セルリー
オクラ
ほうれんそう
小松菜(こまつな)
つけな(ツケナ)
チンゲンサイ
春菊(しゅんぎく)
ミズナ
芯摘菜(しんつみな)
レタス
甘藍(かんらん)キャベツ
ブロッコリー
茎ブロッコリー
カリフラワー
白菜(はくさい)
葱(ねぎ)
人参(にんじん)
大根(だいこん)
二十日大根(はつかだいこん)
蕪(かぶ)
玉葱(たまねぎ)
インゲン
さやえんどう
肥料
培土